口唇ヘルペス
ばい菌(単純ヘルペスウイルス)により、唇やその周囲に小さな水ぶくれができる病気です。幼いころにヘルペスウイルスに感染する場合が多く、ヘルペスウイルスは、一度感染すると体の中の神経(神経節)に潜み、ずっとそこで生き続けます。そして、風邪をひいて体の抵抗力が弱った時や、紫外線、ストレス、疲労などきっかけに再活動し、神経を伝わって皮膚や唇に出てきます。発症する時は、まずピリピリとした違和感が出て、患部が赤くなって水ぶくれができ、最後にかさぶたになって治ります。
口唇ヘルペスは再発性で、前述のようなきっかけで何度も出現し、かさぶたになって治るのを時々繰り返します。特に発疹が出ている時は、子供など他の人にうつす可能性があるため、注意が必要です。
口唇ヘルペスの治療
治療には抗ウイルス薬の外用薬と内服薬を使い分けで使用します。治療は早ければ早いほど効果があります。
日常生活の注意点
- 特に発疹が出ている時は、周りの人への感染を防ぐため、子供に触らないこと
- 手をよく洗い、他の人と同じタオルを共有しないこと