水虫
水虫は足の皮膚の中で白癬菌と呼ばれるカビが増えてしまう病気です。床、スリッパ、バスマットなどを介して他の人にうつり足の裏が皮むけしたり、粉をふいたり、水疱ができたりします。また足の指の間が、白くなったり、ジュクジュクしたり、皮がむけたりします。足に限らず、股間、体、顔、頭、手などいろんな部分にうつり、症状が出る場合があります。水虫は自覚症状が少ないためなかなか皮膚科へかかろうと思わないものですが、糖尿病やお体の抵抗力が弱っている方の場合、水虫の部分からばい菌が体内に侵入して足がはれ上がり、足の指が壊疽(腐ってしまう)こともあります。当院では、お一人お一人に合った治療法とその後のケアの仕方をご提案させていただきます。「水虫かな?」と思われたら、お早目にご来院ください。
治療について
主に外用薬を使って治療します。3ヶ月以上を目安に根気よく使い続ければ根治することもできます。当院では外用の仕方を丁寧にご指導しております。重症なタイプや再発を繰り返す場合は、内服薬を用いる場合もあります。
受診される際の注意点
◎受診される際に水虫の市販薬および他院処方の水虫治療薬は塗布せずご来院ください。
※ご来院いただく前に水虫の市販薬および他院処方の水虫治療薬を塗布してしまった方は、塗布された日から1か月以上期間を空けてからご来院ください。
※水虫治療薬を塗布してしまった日から水虫治療薬を塗布していない期間が1が月以上空いていない場合は、受診していただいても水虫の検査を行うことができません。
水虫の検査ならびに水虫の治療を正確に行う為、何卒ご協力賜りますようお願い申し上げます。
日常生活の注意点
- 家族に水虫の方がみえたら、すでに他のご家族にもうつっている可能性があります。
この際、一緒に治しましょう。 - もし水虫を分かった場合、家族にうつすことがないよう、お風呂のバスマットやスリッパは個人専用のものを使い、部屋の掃除機がけをこまめに行いましょう。
- 外出先で裸足になった時は、自宅に戻ってからシャワーで足を洗いましょう。
爪水虫(つめみずむし)
足や手の爪の中に入り込んだカビが増えてしまう病気です。爪が白く変形したり、盛り上がって分厚い爪になったりします。ご自身の他の爪や、ご家族にもうつったりします。
特に、糖尿病やお体の抵抗力が弱っている方は、爪の水虫からばい菌が侵入し、足がはれ上がってしまうことがあります。また健康な方でも爪水虫が原因で爪が変形して指に食い込み、ばい菌が入って腫れあがることがあります。
治療について
爪水虫においては、塗り薬では治療の効果が少ないために、飲み薬がとても効果的です。通常は数ヶ月間~1年を目安に治療を行います。しかし治療には、パルス治療といって、3ヶ月間(毎月1週間ずつ、つまり実質3週間)内服するだけで爪水虫を治す方法もありますので、診察時に医師へご相談ください。内服中は肝機能異常などの副作用を見つけ出すため、採血を行うことがあります。また半年以上内服したのに治らなかったという方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。そういった場合は内服以外の治療もご提案させていただきます。
受診される際の注意点
◎受診される際に水虫の市販薬および他院処方の水虫治療薬は塗布せずご来院ください。
※ご来院いただく前に水虫の市販薬および他院処方の水虫治療薬を塗布してしまった方は、塗布された日から1か月以上期間を空けてからご来院ください。
※水虫治療薬を塗布してしまった日から水虫治療薬を塗布していない期間が1が月以上空いていない場合は、受診していただいても水虫の検査を行うことができません。
水虫の検査ならびに水虫の治療を正確に行う為、何卒ご協力賜りますようお願い申し上げます。
日常生活の注意点
- 爪の白濁や肥厚を発見したら迷わず、皮膚科専門医に相談しましょう。
- 家族に足水虫、爪水虫の方がみえたら、すでにうつっている可能性があります。
この際、いっしょに治しましょう。 - 家族にうつさないように、お風呂のバスマットやスリッパは個人専用のものを使用し、部屋の掃除機がけをこまめに行いましょう。
- 外出先で裸足になったら、自宅に戻ってからシャワーで足を洗いましょう。